2019年5月18日 サイエンスらいおんカフェ第77回(今井修さん)
※事前の広報内容はこちらです。
今回のカフェは、昨年10月以来の今井修さんを再びお招きしました。
前回は鳥獣対策のボードゲームでしたが、今回は「子どもの見守り」ボードゲームです。
前回同様、今井さんをはじめとしたチームが開発しているゲームのテストプレイを兼ねています。
らいおんカフェでは、このような試作レベルでのテスティングの場としてもご活用いただけます。
初めに、前回からの裏テーマでもあるGIS(地理情報システム)の話も絡めながら、ボードゲームの説明。
前回の鳥獣対策ゲームになぞらえ、今回は「子ども」「スクールガード」「犯罪者」の3役をグループ内で分担します。
ボードは実際の地図上に展開されていて、各地の点と行き来が出来るルートが張り巡らされており、「子どもが犯罪者に会わわずに自宅に帰る」ために、「スクールガードをどのように配置し、動かしていくか?」というゲームです。
それぞれの役割には動けるマス数などが決まっており、危険地域と呼ばれるエリアでは犯罪者の動けるマス数が増加するなど、ゲーム性と実際とのバランスがある程度チューニングされています。
実際にゲームが始まると、皆さん真剣。
1ゲーム終了するごとに、感想や反省点・改善点などのリフレクションを出しながら、次のゲームでは少しルールを変更するなどのチューニングもしていきます。
時間がある限り、ゲームを続けました。
最後には、GISや地図・地理情報が、まちづくりやゲームなどのように、楽しみながら寄与したり学んだりできることを再確認し、閉会しました。
今回も宇都宮市立東図書館からの書籍出展がございました。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
[文責:藤平 昌寿(とちぎサイエンスらいおん客員研究員)]