2019年8月21日 サイエンスらいおんカフェ第80回(藤平昌寿さん)
※事前の広報内容はこちらです。
今回のカフェは、持ち込みコラボ企画です。
宇都宮市内でプログラミング教室を展開しているステモン宇都宮さん。
プログラミング教育をする一方、探求学習や対話などにも興味があるという話を伺い、
筆者がファシリテーターとなり、科学について哲学対話を行うイベントを開催しました。
会場は、宇都宮市のベルモール前にあるステモン宇都宮陽東桜が丘校。
夏休みの平日日中開催ということで、お子さんから大人まで、多彩なメンバーにご参加いただきました。
参加者の自己紹介の後、「科学」という言葉からイメージするものは?という問いからスタートしました。
「全てのことは科学」
「終わることが無い」
「亀って何年生きる?というのは科学か?」
「自分で考える科学は好き、学校でやる科学は好きではない」
「好き」
・・・などなど。
これだけでも、話のネタがポンポン浮かんでくるのが、対話の面白い所。
”なんでそんな風に考えるのかな?”という疑問から、新たな問いが次々と現れます。
「科学って不自由?」
「科学と危険との関係は?」
「科学は完璧である必要があるのか?」
「そもそも科学の定義って何?」
・・・広がる、拡がる。
もちろん、結論を出すことを目標にはしていないので、
時間いっぱい、科学の話、科学から派生する話を続けました。
これをご覧いただいた皆さんには、結論が無いことに疑問や不安を持つ方も居るかと思います。
ですが、参加者自身の内心には多かれ少なかれ、新たな知見が得られていると思います。
それは、終わった後のフリートークでも十分に伝わってきますし、
ここではご紹介しきれないほどの、参加者だけの”特権”となります。
この”楽しさ”が、科学に触れる・学びたくなるモチベーションに繋がっていただければ幸いです。
これをご覧の皆様にも、ぜひ次の機会にご参加いただければと思います。
ちなみに、ステモン宇都宮さんには、サイエンスらいおん参加機関にもなっていただきました。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
[文責:藤平 昌寿(とちぎサイエンスらいおん客員研究員)]