イベント開催報告 DSC_0232

Published on 3月 3rd, 2017 | by サイエンスらいおん事務局

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2017年2月18日 サイエンスらいおんカフェ第50回(桑野修さん)

※事前の広報内容はこちらです。

サイエンスらいおんカフェは節目の50回!
応援・ご参加いただいている皆様、ありがとうございます。

記念すべき50回目は「地震みえるカフェ」と題し、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の桑野修さんをゲストにお迎えいたしました。
サイエンスカフェ50-チラシ

桑野さんは宇都宮生まれの宇都宮育ちという、節目にふさわしいゲストです。
県立宇都宮高校卒業までは宇都宮に在住されており、東京大学大学院修了などを経て、JAMSTECで研究活動に取り組まれています。
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自己紹介の後は、地震学のイメージについて、参加者に聞いてみます。
桑野さん曰く、「一般の方に聞くよりも専門的な言葉がたくさん出てきた」そうです。
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その後、地震学についてやご自身の研究などの解説を、ホワイトボードや動画なども使って分かりやすく解説されました。
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後半は本日の秘密兵器!
「地震は見えないモノ」という”観点”を打ち抜く”寒天”!?の登場です。
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濃度の違う2層の寒天に、偏光板と照明を当てています。
この寒天に触れると歪み(ひずみ)が黒く変わります。
また、寒天でなくても、メガネレンズやプラ製品などでも歪みを見ることができます。
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この寒天を上から叩くと、歪みが波になって伝わる様子を見ることができます。
異なる濃度の2層により、場所によって歪みの伝わり方が異なり、地中の異なる岩石層を伝わる地震波と同じようなモデルとして見ることができます。
写真だと分かりにくいですが、こちらのページで同様の現象動画が見られます。
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参加者ももちろん、興味津々。
この装置は、展示イベントや学校教育でも利用されており、東レ理科教育賞奨励作も受賞されています。
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寒天波は実際の地震波よりも遅いため、目で見ることができ、
歪みの移動を画像解析することにより、仮想地震計として伝わり方を学ぶことも可能です。
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専門的な話も多く出ましたが、小学生からシニアまで、幅広い年代からご参加いただきました。
今回も宇都宮市立東図書館からの書籍展示が行われました。
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今回は節目ということで、下野新聞の取材も入りました。
3/5日曜版に掲載される予定です。
次の100回の節目まで続けられるかどうかは分かりませんが、出来る限り継続していきたいと思います。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

[文責:藤平 昌寿(とちぎサイエンスらいおん事務局)]

 

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