イベント開催報告

Published on 8月 30th, 2015 | by サイエンスらいおん事務局

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2015年8月29日 サイエンスらいおんカフェ第32回(朝比奈雅志さん)

※事前の広報内容はこちらです。

宇都宮市オリオン通りの下野新聞NEWS CAFEにて,帝京大学理工学部バイオサイエンス学科講師の朝比奈雅志さんをゲストにお招きし,サイエンスらいおんカフェを開催しました。

植物が自らの傷をどうやって治すのか、植物ホルモンの働きにも注目して研究されている朝比奈さん。
植物がケガを治す仕組み、また、それを利用した「接ぎ木」という技術、そしてとても興味深い植物の世界についてのお話いただきました。

今回はサイエンスらいおんカフェ初の試みとして、スライド投影ではなく、紙芝居を使いました!
ゲストと参加者との距離がグッと近づいたのか、質問が飛び交う和気藹々としたカフェになりました♬

人間がケガをすると傷が治るのと同じように、植物にも傷を治す力があるそうです。
植物の傷が治るところを研究するには、まず植物に傷をつけなければいけません。
でも、ちゃんと治るような“ちょうどいい傷”をつけるのは結構大変!
熟練のテクニックがいるそうで、それができるのは世界に5人もいないそう。朝比奈さんはその1人なんですね!

そして植物の傷を治す力を利用したのが、「接ぎ木」です。これは紀元前から行われている技術だそうで、異なる植物を組み合わせて弱点をなくすことができる技術です。
例えば、キュウリの根っこは病気に弱いですが、病気に強いかぼちゃにつぎ木をすることで、病気に強いキュウリを作ることができるそうです。

朝比奈さんの研究によって、植物の傷を治す仕組みがさらに解き明かされれば、どんな環境でも育つことのできる、強くて、栄養がいっぱいの植物を作ることができる日が来るかもしれませんね!

それでは、次回のサイエンスらいおんカフェもお楽しみに♬

 

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