イベント開催報告

Published on 4月 8th, 2015 | by サイエンスらいおん事務局

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2015年4月4日 サイエンスらいおんカフェ第28回(奈須野恵理さん)・さくらフェスタ2015

※事前の広報内容はこちら→らいおんカフェさくらフェスタです。

桜舞い散るこの季節、今回のらいおんカフェは、宇都宮大学陽東キャンパス(工学部)恒例行事にもなっている「さくらフェスタ2015」と併催させていただきました。

桜の名所として知られる、宇都宮大学陽東キャンパス。毎年、花見客も大勢来場されます。
せっかく来て下さる皆様に大学のことも知ってもらおうと始まったのが、さくらフェスタ。
フェスタは毎年4月の第1土日に開催されており、今回らいおんカフェは初日に開催されましたので、初日の雰囲気をお伝えします。

朝方、雨もぱらつき、やや肌寒く感じられましたが、満開の桜のもと、大勢の花見客が来場していました。

花見エリアのすぐ隣の10号館がメイン会場。屋外では、バンド演奏や子供向けの遊び場などもありました。

入口には展示物、屋内は各学科等の体験ブース。

 

10号館のメイン、アカデミアホールでも2日間を通して様々なイベントが行われる中、らいおんカフェは1日目の終盤に開催されました。
ゲストは、このキャンパスで研究されている、宇都宮大学・大学院工学研究科助教の奈須野恵理(なすのえり)さん。

今回は大きな会場・出入り自由・ショートバージョンという珍しい形態でしたので、
ゲストとファシリテーターが立ってのノンストップトークライブ的なカフェになりました。
前半は、奈須野さんがどのようにして現在の研究に辿り着いたかというお話。
もともと植物に興味があった奈須野さんの大学入学時の希望は「砂漠の緑化」。
緑化をするための材料という方向で、学部時代は遺伝子などを解析するバイオインフォマティクス(生命情報学)を中心に学びます。
そこから、修士課程時には、微生物を集団として解析するメタゲノムの研究、
更に博士課程時には、菌が一定数を超えると振る舞いを変えるという、クオラムセンシングという部分の研究に進みました。

後半は専門的な話を中心に、最後はこれらの研究が将来、病原菌のコントロールや水のヌメり、ゲル状物質や保水剤など、
身近な生活に役立てればというお話や、ご自身の最初の目標でもある緑化に繋げていきたいというお話で、終わりました。
広い会場にもかかわらず、質問も多くあり、少しでも興味を持っていただくことができたのかと思います。
 

ご参加の皆様、ありがとうございました。
サイエンスカフェ28-チラシ

今回も、宇都宮市東図書館のご協力により、関連書籍の閲覧・貸出が行われました。

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