2015年2月15日 サイエンスらいおんカフェ第26回(蓑田裕美さん)
※事前の広報内容はこちらです。
※今回、写真データの不都合により、現場の写真がほとんどありません。ご了承ください。
今回のらいおんカフェは、1週間前に終了した第3回公開シンポジウムのテーマと連動して設定しました。
科学技術コミュニケーション・・・と聞くと、なかなかハードル高そう、と感じてしまう方もいらっしゃるかも知れませんが、
そのハードルをグンと下げる効果があるものの一つに「サイエンスカフェ」があります。
らいおんカフェもサイエンスカフェとして開催されていますが、
私たちの先輩格でもある東京のサイエンスカフェ「WEcafe(ウィーカフェ)」(webサイト・ブログ)を主宰している、
国立科学博物館認定サイエンスコミュニケータの蓑田裕美(みのだひろみ)さんが今回のゲスト。
蓑田さんは大学院在学中に、国立科学博物館サイエンスコミュニケータ養成実践講座を受講し、認定サイエンスコミュニケータとなりました。
WEcafeのスタッフとしてサイエンスカフェの運営に携わる一方、本業でも資生堂の研究広報として活躍されています。
というわけで、今回はズバリ「サイエンスカフェ」をテーマとして、サイエンスカフェって何だろう?という方から、カフェの常連さんまで、
また、遠くは福島や千葉や新潟(!)からも、幅広い方々に参加いただきました。
蓑田さんのカフェは、開会前から始まっています。受付を終えられて席に着いた参加者を順番に回り、
「今日、担当します、蓑田です~」
「どちらからいらっしゃったんですか?」
「カフェは初めてですか?」
などと、いきなりコミュニケーションを取られます。
ここである程度の参加層と雰囲気を掴みながら、俗に言う「アイスブレーク」を兼ねて、話がどんどん盛り上がります。
開会前にすっかり会場も暖まって、さて開会。
といってもいきなり本題には入らず、参加者同士の相互理解を進めるために、参加者の自己紹介タイム。
通常ですと、冒頭の自己紹介は、何となくぎこちなく機械的に進むものですが、
既に半分ほど氷が解けている所に、相槌やキャッチボールをうまく使いこなす蓑田さんのおかげで、
皆さん、滑らかに次から次へと話が出てきます。
そして話題提供。
前半は「サイエンスカフェとは何なのか?」「カフェを運営するコツとは?」などを軸とした、様々なノウハウと実例のお話。
後半は様々なコミュニケーションにも応用できそうな「ファシリテーションのコツ」や、「長く続けるコツ」など。
「話題提供は○○分で十分」
「ラジオのパーソナリティは参考になる」
などなど、参加した方にはよく分かる情報を、たくさんお話しいただきました。
終了後は久々に呑み会も開催。
ほとんどの参加者が引き続きご参加いただき、大いに盛り上がったカフェでした。
ご参加の皆様、ありがとうございました。
今回も、宇都宮市東図書館のご協力により、関連書籍の閲覧・貸出が行われました。