2014年4月5日 こども科学実験教室@さくらフェスタ2014/宇都宮大学工学部
出展したのは、以下の3つの実験。
1.「ネオジム磁石の実験」。とても強力なネオジム磁石が引き合い衝突する力を利用して、鉄球を飛ばす的当てを行いました。的には点数をつけ、高得点者をホワイトボードに書き出すと、高得点を狙って子ども達が大騒ぎ。
2.「空飛ぶ電気くらげ」では、荷造り用の紐(素材:ポリプロピレン)を細かく裂いてくらげを作り、静電気で浮かせました。スタッフに入ってくれた帝京大学2年鈴木君が見事にくらげを浮かすデモンストレーションを見せると、「ああ!テレビでみたことある!」などの声が上がり、子ども達もワイワイとくらげの浮遊にチャレンジ。
3.「スイングバイの実験」では、磁石の磁力を星(火星、木星)の重力に見立て、鉄球を惑星探査機はやぶさに見立てて、はやぶさの帰還を模倣しました。 一見、地味なこのはやぶさの帰還の実験。しかし、うまく二つの星(磁石)を経由してはやぶさ(鉄球)を地球に戻すのが難しく、はまってしまう子は何度となくもくもくと鉄球を転がし続けていました。
午前中、曇っていたし風も強かったせいか、フェスタ会場はもちろん僕らのブースには特に人が来ませんでしたが、一度人が来始めるとそのワイワイした様子にたくさんの人が足を止めてくれるように。
それぞれの実験を延々とやり続ける子どもが現れたりと、今回の出展は大盛況でした。
アンケートを見ると、「とても楽しかった」「またやりたい」と全員が回答。また、「磁石があんなにくっつくんだっておどろきでした!」などと新たな発見に喜ぶコメントももらうことができました。
実験の内容をさらに充実させ種類を増やし、仕組みの分かるパネルなんかも用意したりしながら、子ども達が「カガク」や「自然」に触れる機会を増やすことで、考える力を身に着け、自然を大切にする心を育てる一端を担っていきたい。そう、改めて思わせてもらえたブース出展になりました。
(事務局:斉藤)