実践講座 作品 記事クラス渡辺さんWEB教材

Published on 1月 23rd, 2014 | by サイエンスらいおん事務局

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 「四季成り」研究に力ー課題は食味の向上ー

サイエンスらいおん実践講座 レポータコース 記事作成クラス 第2期生(平成25年度受講)
渡辺采香さんの作品です。

PDFファイルでもご覧いただけます。
渡辺 采香さんの作品

 

とちおとめの後継品種、スカイベリーを開発した県農業試験場いちご研究所(栃木市大塚町)が、一年中収穫できる四季成り性イチゴの開発に力を入れている。実現には長い年月を要するが、関係者は課題の「食味」を備えた四季成り性イチゴが文字通り実を結べば「生産量日本一の栃木のイチゴをさらにけん引してくれる」と期待を寄せている。
同研究所によると、市場に流通している一般のイチゴのほとんどは一季成り性である。一季成り性は自然条件では5~6月に実を付けるが、促成栽培により12月のクリスマスシーズンから翌春まで収穫できる。
しかし夏に収穫することは難しく、7~9月の空白期はほとんどが輸入で賄われるという。
一方、四季成り性イチゴは一年中いつでも花を付け、収穫することができる。ただ四季成り性の研究の歴史は一季成り性に比べて浅く「食味や輸送性などの果実品質が一季成り性に追い付いていない」と、同研究所の植木正明特別研究員は話す。
同研究所は2009年、最初の四季成り性イチゴ「とちひとみ」を、11年にはその改良種「なつおとめ」を品種登録。植木さんによると「食味の面でとちおとめに及ばない」ため、引き続き研究に取り組んでいる。
品種開発において、多くのイチゴを有する同研究所はさまざまな組み合わせを試せるため優位に立つ。さらに近年、遺伝子の並び方の違いを目印としたDNAマーカーの技術開発が進み、育種が効率的にできるようになってきた。
とはいえ、新しい品種を開発するには約1万株から一つ一つ味を確かめて選抜するなど「少なくとも7年はかかる」(同研究所)。植木さんは「10年後を目標に何とか一季成り性相当の食味を出し、一年中収穫できる夢のイチゴを誕生させたい」と意気込みを語った。




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