2013年9月7日 観察会「土と肥料の微妙な関係」/栃木県立博物館
宇都宮大学農学部附属農場にて、「土と肥料の微妙な関係」と題した稲の観察会が行われました。この観察会に先立って、6月1日に「生きている土~その世界を探る~」という観察会が行われており、その際に土の役割や土と土壌生物の関係について学び、田植え体験を行いました。今回の観察会はその続きとして、土のはたらきによって苗がどのように成長したのかを観察し、土の力を実感するということが目的です。
講師は前回同様、宇都宮大学農学部の平井英明先生にお世話になりました。前回植えた苗1株(米3粒から1株)から何粒のお米ができているでしょうか?実際に数えてみました。その数はなんと、1500粒!なんと元の500倍にもなったのです。しかも、これは肥料も何も加えずに土の力だけで育てた結果です。その後、1人が1年間に食べる米を作るために必要な面積を計算しました。その結果に参加者一同びっくり!
この観察会を通して、私たちの食生活を支えるためにどれほどの土地にお世話になっているかを実感することができました。
6月に植えた時には小さかった苗が… こんなに大きく成長しました!
お米は何粒? 1人が1年間食べる米を作るのに必要な土地は…?