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Published on 7月 4th, 2013 | by サイエンスらいおん事務局

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2013年6月28日 サイエンスらいおんカフェ第6回(村山慎二郎さん)

▼テーマ・・・「福祉機器と障害者(100円グッズからIT機器までを紹介)」
村山さんは、ITを利用した様々な障害者への支援や研究を続ける傍ら、一般の方へのワークショップや啓蒙活動も盛んに行っております。視覚障害やその他の障害などで、現在、どのようなサポートやツールが開発されているのでしょうか? 今回は、「視野欠如の体験」「パソコンが3秒で弱視者用に変身する技紹介」「写真で見る住環境」「福祉グッズ作成体験」など、体験型のカフェを開催いたしました。

▼話題提供者プロフィール
 1956年東京渋谷区生まれ 高校1年からプログラミングに没頭 1993年より,障害者の就労支援の研究に参加。 1995年,日本初のWindows版画面読み上げソフトウエアの製品化に参加 続いて,視覚障害者をサポートするボランティア育成のNPO立ち上げに参加 日本福祉放送にて,音声パソコン講座を約5年間担当 視覚障害者ボランティア育成,IT講座講師で全国を行脚 現在は,ITを利用した,弱視者や学習障害者の支援を実施中 。

【資格】 福祉住環境コーディネータ2級
【受賞】 ソフトウエア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー96 福祉機器コンテスト 優秀賞2回 栃木県 発明展 弁理士会賞 録音図書(点字図書館)IT関連多

▼日時・会場:6月28日(金)18:30-20:30 帝京大学宇都宮キャンパス「学生ホール」
▼参加者:8名

■今回の会場
今回は、2か月ぶりに帝京大学に戻ってきました。大学バス停そばの青い屋根の平屋の建物「学生ホール」。この会場は4月に開催されましたサイエンスらいおんオープンカフェ「第4回ニコニコ学会βシンポジウム」でも使用させて頂いた場所ですね。天井が高く、窓が大きく、とても解放感のある会場です。
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■村山さん、「ながーい講義だけだとみなさんすぐに飽きてしまいますよね。」とお話を早々に切り上げて体験コーナーに入りました。

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■体験コーナー
だれにでもある欠損した視野「盲点」を用紙を使って二つの方法で体験させて頂きました。
視野の中心の少し外に欠損している視野があります。村山さんレクチャーの元、欠損している視野がどのように見えるかを目をつぶったり、用紙を動かしたりして体験しました。
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■福祉グッツの紹介
村山さんがこの仕事に携わるようになって頻繁に通うようになった100円ショップで購入した様々な福祉グッツを紹介していただきました。
弱視の人には白いものは眩しく感じるので、黒いスケッチブックに白いペンで書いたものが見やすい。又、赤いボールペンが黒に見えるので黒ペンと赤ペンの区別をするのが難しいなど、福祉グッツと共に弱視について沢山お話しをして頂きました。
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■休憩タイム
休憩中も福祉グッツを囲んで村山さんと談笑される参加者の皆さん。
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■福祉グッツの作成その1
意外と知らないお札の秘密!!お札の長さがそれぞれ違うって知っていましたか?この特徴を生かして、弱視の人がお札を見分ける為のグッツを作成してみました。
5千円札のサイズに合わせて封筒をはさみで切り落とし、上下の一か所づつ角を切り落ととせば完成です。この封筒に千円札,五千円,一万円札をいれてみると、作成した封筒から飛び出しているのが一万円札。封筒より短いのが千円札と弱視でも判別することができるのです。
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■福祉グッツの作成その2
村山さんからの提案でワイヤーハンガーを使って福祉グッツを作成してみることになりました。ハンガーを曲げてみたり、伸ばしてみたり。少し頭を使ってみます。どんなアイテムが出来上がったかというと、バナナスタンドや靴下を素早く履く為のグッツ、カバンを床に着けないで置く為のグッツなどが出来上がりました。一見福祉とは関係のないものかと思いきや、村山さんの解説ではベッドで寝たきりの人がゴミ袋をベッドサイドにぶら下げる為にこのようなグッツを使っているとのことでした。ほーらね、身近なアイテムで福祉グッツを作ることができるのです。
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■パソコンが弱視者用に変身する裏ワザを紹介
普段、私たちが使用しているパソコンを3秒で弱視用に変身させる裏ワザを教えて頂きました。本当に簡単なんです!!Shift キーと Alt キーを押しながら Print Screenを押すとパソコンの画面が真っ黒になってしまうんです。
実はこれって弱視の人にとってはものすごく重要なことで、白を眩しく感じてしまう弱視の人は黒い画面の方が断線に使いやすいのです。その他にもマウスポインターの設定方法一つを変更するだけで弱視の人にとって使いやすくなるパソコンの設定などを教えて頂きました。
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■ディスカッションタイム
最後はミニディスカッションタイム。福祉について皆さん色々な思いがあるようで、内容の濃いディスカッションタイムになりました。

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■最後に・・・
今後のご活躍が期待される村山さんのお話は、参加者それぞれに感じるモノを残していただいたようです。村山さん、参加者の皆様、長時間ありがとうございました。

 

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    事前申込は3/26 17:00で締め切りますが、当日参加も可能ですので、直接会場にご来場ください。 第8回目を迎えるサイエンスらいおん公開シンポジウム。 例年の2月開催から3月末開催になりました。 今回は「自動車の未来」をテーマに、3名のご講演を予定しております。 今回もトークセッションを実施しない代わりに、終了後のロビーでの意見交換会(軽食付・どなたでも参加可能)でゲストや来場者とのトークが可能です。奮ってご参加ください。 ■主催 とちぎサイエンスらいおん・帝京大学 ■後援 栃木県教育委員会、一般社団法人栃木県商工会議所連合会、栃木県商工会議所連合会、栃木県中小企業団体中央会、公益社団法人栃木県経済同友会、一般社団法人栃木県情報サービス産業協会、大学コンソーシアムとちぎ、公益財団法人栃木県産業振興センター、株式会社下野新聞社、株式会社とちぎテレビ、株式会社栃木放送、株式会社エフエム栃木 ■日時 2020年3月29日(日) 14:00~16:40 ■会場 帝京大学宇都宮キャンパス 地域経済学科棟大講義室 ■プログラム予定 13:30 開場 14:00 開演 ▽開会挨拶 ▽とちぎサイエンスらいおん紹介 ▽基調講演 「自動運転の課題とその取組み」 井上 秀明 氏(株式会社自研センター 取締役・技術調査部長) ▽ブレイクタイム ▽講演 「自動車の安全対策の状況」 牧田 匡史 氏(帝京大学 理工学部機械・精密システム工学科 講師) 「自動車の電動化について」 米川明之氏(株式会社 本田技術研究所 オートモービルセンター 主任研究員) ▽閉会挨拶 16:40 終了予定・意見交換会(登壇者・参加者と直接お話いただけます) ■お申込み 「こくちーず」でのお申込みとなります。 こちらからお申し込みください。(こくちーずからの返信メールが届けば申込完了です。) 締切は3月26日17時です。これ以降は申込は出来ませんが、当日直接参加も可能です。 こくちーずが使えない場合は、メールにてお申込みください。 info@tochigi-lion.net
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    13:00 鹿沼 算数を楽しむ ―いろいろな紙... @ 鹿沼市民情報センター 1F 研修室
    鹿沼 算数を楽しむ ―いろいろな紙... @ 鹿沼市民情報センター 1F 研修室
    4月 4 @ 13:00 – 15:00
    鹿沼 算数を楽しむ ―いろいろな紙テープの輪を切ってみよう― @ 鹿沼市民情報センター 1F 研修室 | 鹿沼市 | 栃木県 | 日本
    [PDFチラシ] 【鹿沼 算数を楽しむ ― いろいろな紙テープの輪を切ってみよう ―】 紙テープで作った「いろいろな輪を切る」ことは、小学校の教科書に「メビウスの輪」や「つないだ2つの輪」を切る問題が出ています。もっといろいろなつなぎ方をした紙テープの輪を切ってみたらどうなるでしょう? 算数では自分で考えて、その考えたことを試してみることによって楽しい体験をすることができます。今回は、図形の問題を考えますが、何ができるか,「自分で考えること」と「実際にやってみたこと」に違いがあるかもしれません。みんなで話し合い,考え,そして算数で楽しみましょう. ■日 時 2020年4月4日(土) 午後1:00 ~ 3:00 終了予定 (開場12:45) ■場 所 鹿沼市民情報センター 1F 研修室 鹿沼市文化橋町1982-18 電話(0289)63-8300 駐車場あり ■参加費 無料 ※事前連絡不要(当日会場においでください) ■対 象 小学生と保護者 (一緒に算数・図形を楽しみましょう) ■準備するもの 筆記用具 ■講師 渡辺 信(生涯学習数学研究所) 福田 千枝子(帝京大学)  垣花 京子(筑波学院大学) ■主催 生涯学習数学研究所 ■後援 鹿沼市教育委員会 【保護者の皆様へ】 鹿沼で「算数を楽しむ」会を始めて,今年で15年目を迎えます.毎年桜の咲くころに鹿沼の皆様とお会いできることが楽しくなりました.今回は春休みの前になりましたが,鹿沼の皆様と算数を楽しむことができることを楽しみにしています.小学校で好きだった算数が,中学・高校と進むにつれて嫌いになるのでは問題です.お子様方に算数を楽しく学ぶきっかけを作りたい,学校で算数が楽しくなって欲しいと思ってはじめた会です.今回は,教科書に出てくる「メビウスの帯」を取り上げ,その中にあるこの種の性質を探してみます.手を動かし,頭を使い実際に作業を行いながら算数を理解しようと思います.作業をしながら算数を理解することができて,算数を学ぶ動機付けになったらよいと思っています.お子さまと一緒に参加してください.そして一緒にやることによって,算数の話題を通して話をする機会がうまれます.保護者の皆様の積極的な参加をお待ちしています.

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